2000年1月10日
「デッド オア アライブ2 ミレニアム大会」
〜 はじめに 〜
今回DOA2の大会を予定していた1/10の2日前に、なんと急遽、DOA2のニューバージョン
「ミレニアム」のロケテストがブッキング!ってことで、(絶対)世界で最初のDOA2ミレニアムの
大会ってことになりました。しかも当店での大会ではめずらしい2台のライブモニター使用!
B1が完全にDOA2ワールドになっとります。しかもあやね、かすみ、レイファンもいたりする・・・?。
前回同様、予選トーナメントのブロック決勝から個人的に解説していきます。
相変わらず、キャラクターに偏りが目立ちますが・・・。
尚、敬称は省略させていただきます。
大 会 ル ー ル |
シングルモード・2本先取 |
予 選 ト ー ナ メ ン ト |
せい(ジャンリー) 2-0 へっぽこ(レイファン) |
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カニミソ「ナハ一家」(レイファン) 0-2 ゴン太(レオン) |
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SHO(かすみ) 1-2 555(エレナ) |
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タケゾー(あやね) 2-1 NTM(かすみ) |
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そーさ(ゲンフー) 1-2 グレートギャンブラー(ゲンフー) |
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D.R(あやね) 0-2 裏ナハ(あやね)
前大会のあやね同キャラ対決にも書いたが、今だ両者駆引きなし。(に見える) 当てたもん勝ち。(と思う) まあ動き自体が、(8Pからバックダッシュ、または4P、1P等)誘いに なってるから別にいいんだろうけど、その誘いがまた強い!その上色んな動きできるのに軽いのだ。 私的に使ってて面白いのも事実。使って楽しく、その上勝てるならいいのかも。(辛いキャラ使って 神経使うより・・・) 試合では確実に連携終了を投げればD.Rにも主導権があったはずなのだが・・・ |
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サトヤス(かすみ) 2-0 鎌℃(アイン)
大会で一番起こりやすい一方的な展開。しかもサトヤスは起点が3PPから33K そこから空中コンボ。相手起き上がりに9Pでの裏周り。 あとは、6PKからKか2Kの最後はどっちでしょうコンボのみ。 掛け合いにおいて、速い打撃のかすみで先手とりまくったサトヤスの勝ちである。 緊張で固まるよりは出してしまうほうが吉と出たようだ。 |
決 勝 ト ー ナ メ ン ト |
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―― 決勝トーナメント1回戦 ――
せい(ジャンリー) 1-2 ゴン太(レオン)
1本目はジャンリーがきれいにフローチャート(?)にのっとって勝つが、一つ気になった。
せいは、相手の反撃を誘う出し切り(見切り)の傾向がある。つられて手を出す相手には有効だが、
ゴン太はガードが固かった。そして、せいはレオン相手に下段HOLD主体。そのため、ゴン太は
必殺の前J中Pからのコンボが火を吹きまくり!つえ〜つえ〜!
しかし、最近ジャンリー使って対戦で勝つの辛いですよ。マジで。
そんな背景もあってか、3本目のゴン太は余裕がみえました。
きれいにたたみかけるのは、 最近では難しいジャンリー。 |
これが、まじで強い。 |
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タケゾー(あやね) 2-0 555(エレナ)
今となってはDOA2ミレニアムは普通に流通してるが、この時はロケテスト。従来と違う点で大きかった
のは壁反射であろう。実際この試合も両者の技の最後でほとんど壁反射しまくりで、ダメージ倍増。
ほとんどスカッシュ状態・・・。しかし、今まで通り壁でうずくまるのと、壁反射で距離も開いて
起き蹴りも出来るのとでは全然違う。現に、エレナ、仆歩から22で起き蹴りかわして有利にしたし。
しかし、よろけ誘発技、空中コンボの性能はあやねが有利。
このバージョン、エレナは空中コンボ不利になってる。(らしい)
壁に当たっても角度があると・・・ | 跳ね返る。今では当然だが、 壁にうずくまるより全然いい。 |
エレナだと、壁反射の後にコレが 出来るようになるし。 |
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マスターチキン(侍) (ザック) 2-0 グレートギャンブラー(ゲンフー)
マスターチキン、ここでも「肘」から33K「膝」の鬼連携!しゃがみダッシュが入るからすんげ〜怖い。
じじいも負けずに、4Pから挑領(長く3P)などのボコスカコンボでザックの体力減らしても、次からザックが
「肘」で止めにはいるので厳しい・・・。その上、ザックの2KP4からの投げ、膝、etcなんて見切れません!
リーチが違いすぎるのもゲンフー厳しいところ。じじいの技を遠くからつぶすのよ、「肘」が。
しかも、マスターチキン、ガード固いし。ザックの「肘」「膝」、や〜ばいって!!
肘が強い。ゲンフーの間合いより 明らかにリーチあるし。割り込み 性能すごいある。 |
その肘の後の選択肢で強烈な |
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サトヤス(かすみ) 0-2 裏ナハ(あやね)
1本目、裏ナハのいきなりグレート!しかしこれは明らかにあやねの空中コンボの優勢度のため。
アンジュも手伝ってるが、中KHOLDからの7HITはめちゃ痛い。しかもそのアンジュでのコンボ
の当たり具合を観て調整もきちんとしている。(無駄な暴発がないため、ダウンの相手に余裕もって
起き攻めor裏回りができる)
しかも今回の裏ナハは6PPよりも4Pを多用。リーチあるし、判定が強い・・・。
思い切りのいい攻めが目立つが、しっかり相手の技もみているから怖い。
あやねの4Pがこれまた強い! かなり体制が低くなる為・・・ |
交わしてカウンターで、はい 空中コンボ。しかもリーチまである。 潰せる技あんのか?これ?? |
中段K HOLDから7HIT。 軽量級だとすんげ〜痛いところ。 |
タケゾー(あやね) 0-2 ゴン太(レオン)
今大会、ゴン太はやっとカニ解禁(?)。しゃがみPからの中Kとカニの黄金2択。
おまけに必殺前J中Pからのコンボも快調。ダウンしても、あやねの裏回りにはしっかり対処。
手をだすのを躊躇する、あやねの9Kにもなんとアッパーで返すし。ガード固いゴン太はあやねの
連携見切って、確実に投げ反撃。あやねとしては前後に揺さぶりたかったのだろうが、近づくと
レオンのしゃがみPが待っている。レオンの間合いで事が進んでました。ゴン太決勝戦へ!
あやねの9Kなんてガード後対処 するかと思いきや・・・ |
蝿でも落とすように、冷静に アッパーで返してるし・・・ たしかにガードしたら一瞬ひるむ けど、怖いです〜。 |
カニのオンパレード。でした。 当然前J中Pも大活躍。 |
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マスターチキン(侍) (ザック) 1-2 裏ナハ(あやね)
この試合はすごかった。やはりマスターチキンの「肘」はすごい。また、よく「見」ている。
あやねの6PKのKにカウンターで「肘」挟むのはびっくり。(くらったらぶっ飛ぶ)
ガードしても対処できるのに、裏ナハには十分なプレッシャーを与え固まった裏ナハは一本取られる。
しかし、2本目は裏ナハのキツイ攻め。特に、6F+Pから4P、HOLD回復したザックにまた4F+P、
4P、3Kで尻餅、そこから4Pからの空中コンボでザック死亡・・・。
3本目もあやねぺース。ザックの「肘」嫌うあやねは間合いを取り、近づくザックに6PPからのコンボ。
対するザックも、2KPからの33Kであやねの体力を削るも、「1発出し切り喰らうと痛え」性能は
あやねのほうが上だった。裏ナハ、大会2連続決勝進出!
あやねの4PKのKのとこで肘 挟みやがった!絶対見えてる! マスターチキン!このKくらったら ぶっ飛ぶのに・・・ |
肘&膝でかなり勝機を見出したが、 | きついきつい! 4F+Pからの選択肢。このあとの 6PPは92%確定!ただし回復して 最初の6Pを正面でくらうと次の PはHOLDできるが・・・(ほぼ運!) |
タケゾー(あやね) 0-2 マスターチキン(侍)(ザック)
ここまでくると、タケゾーもマスターチキンの「肘」「膝」はしっかりHOLDしてくる。
しかしあまりにザックの選択肢は多く、今まであまり見せなかった「いらっしゃぁ〜い」投げ多用!!
あやねが1PKでゆさぶり、ダメージ喰らってもその後の掛け合いで必ず「いらっしゃぁ〜い」投げを
HIカウンターで入れて(相手HOLD投げ)十分な黒字経営。
マスターチキンはヘタな所で手を出さないため、タケゾーはちっとも浮かせられない・・・。つまりあやねは
空中コンボというダメージ源を封じられた。しかし、タケゾーは投げを忘れていたようだ。特に4F+P。
現にタケゾーは投げを1度も使っていない。たしかにザックの「肘」の脅威はあるが、最大の敗因は
連携出し切ってザックに投げられまくった事だろう。ガードの固い相手なら、なおさらやってはいけない。
もっと投げにいかナイト!ザックの肘・膝、はやく広めナイト!
膝の出しどころは読めても・・・、 | 今度は、あまり使わなかった 投げで放りまくり。 「いらっしゃぁ〜い」 |
「いらっしゃぁ〜い」 相手は飛んでくのに 「いらっしゃぁ〜い」 |
ゴン太(レオン) 0-2 裏ナハ(あやね)
ゴン太レオンはやはりしゃがみPからの中K・カニの2択、そして裏ナハは今回多用の4Pが要。
立会いでは両者ともさすがにガードが固い。互いに間合いをとってのリーチのある技で探りあっている
ため容易に投げにもいけない。近づいてしゃがみPを出すレオン。
しかし裏ナハはゴン太のしゃがみP攻めを読んでいる。
しゃがみPくらっても、まよわずバックダッシュ。このときレオンは見切り発車のカニ。
そのすかりをしっかりしゃがみ投げ。
次は、しゃがみPくらってから最速で4P。カニモーションをHIカウンターで空中コンボにもっていく。(+壁ダメージ)
打撃のスピードと、動きの軽さでアドバンテージを築いていたあやね。決勝戦らしからぬほど一方的に、
しかも早い展開で終わった。(前回は裏ナハがやられた)
バクチ要素だけでもかなり強く、尚且つ翻弄する技もかなりあり、 大会の大一番であやねに1回勝つのはかなり
厳しいのでは。勝てない!とか、最強キャラとは言わないが、先ほどの「1発出し切り喰らうと痛え」があるため、
慣れないと(慣れていても)きついのは確か。
探りあい・・・ しかもこの距離だとガード後に 投げに行くのも厳しい。 この間合いからも4Pは出せるから。 |
レオンのしゃがみPがカウンターで HITしても・・・ |
カニと読んだあやねはバックダッシュ そこにカニがすかって、すぐさま レオンをしゃがみ投げ。 |
今度もしゃがみPがHITしても・・・ | 超反応で4Pが強い! 4Pいらねぇ〜よ!強すぎ。 |
その上、こんなに(1P)すばやく 上下に揺さぶられては、 レオン捕まえられません! |
表 彰 式 |
パクられそうで厳重警戒(?)を受けていた3女(??)と表彰式。
入賞者のコメントも記載いたします。前回同様あやね強し。
準優勝 |
★ 優 勝 ★ |
第三位 |
「神保町のTAROというゲーセンは良いので来て下さい。 」
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「1回戦が身内戦。闇マックスウェルには悪いことをしました。
なんか前回以上にキンチョーしたけど なにはともあれ2回連続入賞。 次回のチームバトルも勝たせてもらいます。 」 |
「38度近くの熱がでてたけど勝てました。ありがとうございます。 」
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終 わ り に |
さて、前回同様私が個人的に、いろいろ言いたい放題で真剣にPLAYされた方には納得がいかない
表現もあったかもしれませんが、実際、今回はけっこう辛口表現しました。
まず、対戦ゲームとは・・・相手との真剣勝負、駆引きを楽しみたい
キャラに愛着があり、かっこいいから(愛してる人もいるかも)
「やるゲーム」がないから・・・
まあ、いろいろ他にもあれど、極論すれば楽しいからでしょう?
しかし、楽しければいいのか?勝ちたくはないのか?って事。
楽しければ、負けまくって貯金箱って言われてもいい、おれはかすみが使いたいんじゃぁ〜
って人はいないでしょ?(いるかもしれない・・・)
当店で頻繁に行われているゲーム大会。そのほとんどが対戦ゲームである。
対戦とは勝ち負けを決めて、誰が一番強いかを競うものである。
楽しい〜♪だけではどうにもならないレベルでの物の考え方、努力、強い精神力、集中力、
反射神経、学習能力、判断能力、決断能力、はては指先の技術(?)等、
人間として一番確立が困難な能力の結晶だ。
そして「運」も必要である。(あとはちょっとの経済力(笑))
私としては、たかがゲームでも、楽しい〜、面白い〜、では割り切れない魅力とすばらしさが対戦ゲーム
にはあると思う。おもちゃの延長ととられればそれで終わりだが、人間として生まれて、「勝負」に
魅力を感じなくなったら終わりではないだろうか?人生そのものが勝負の連続であるはずだ。
本格的なスポーツの世界、戦争、恋愛、進学、就職、経済・・・
そんなレベルでいえばなおさらたかがゲームになるが、本質的に使う能力は先ほど挙げたものと
かわりはないはずだ。勝負に躊躇は許されない。とろい行動能力、判断力は人生においても
置いてけぼり、のはすだ。特にDOA2が人生と被るのは、バクチ。つまりまぐれもあり!って事。
今大会でもまぐれ、バクチで勝った人はいるかもしれない。それでも勝ちは勝ち。それに変わりは
ない。そこで他人に実力といいはるのもまた可である。しかし、自分だけは気付いているはずだ。
努力、強い精神力、集中力、
反射神経、学習能力、判断能力、決断能力、運
対戦ゲームで必要と思われるこれらの能力。誰もが本当はほしくてたまらないのでは?
と同時に、誰もが同じように手に入れられないところがミソ。もしそうなら皆が優勝だ。
だから対戦ゲームといえど、それなりの価値があるべきだと判断する。
逆にいえば、これらの能力が劣っていて社会に、人生に、立ち向かってはいけないだろう?
たかが遊びのゲームといえども、人間の能力をフルに使わないと本当に強くはなれないのだ。
そしてそれらが満たされ、尚且つ勝負に勝つと、きっとあなたはうれしいはずだ。
対戦ゲームは一番手軽にそんな充実感を満たしてくれるのでは?(逆に屈辱感も味わうけど、それも人生)
事実、集中力なんて鍛えることによって本当に向上する能力らしいし、指先の運動も脳に
いいはずだし・・・付け加えると、人間同士のコミュニケーションも広げていける。
これは本当の人生でも大事な出会いかもしれないし、実は一番大切な事かも。
敵対心でも仲間意識でも、そこには確かに人としてのコミュニケーションがあるはずだ。
一人では対戦ゲームとは言わないし、人は一人では生きられないから。
DOA2を通して、対戦ゲームの勝負の価値観と人間同士のコミュニケーションが
広がっていけばいいかなと。
話を戻すと、なぜ今回は辛口か、分かりましたよね?
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